今日の礼拝では、司祭から聖劇にも出てくる羊飼いや博士のお話をききました。

「はかせさんがもっていったおくりものはなんでしょう?」
「おうごん!にゅうこう!もつやく!」

司祭がたいてくださった乳香の香りが広がる中でおはなしをききました。
礼拝中も「いいにおい~♡」とうっとりしている人もいましたよ。
木のような香り?・・・

礼拝後、年長児は「没薬」の香りも・・・・

「うーん。これが没薬の香りかぁ~。」


博士たちがイエス様にささげた贈り物には、それぞれ意味があります。

「黄金」は、王位の象徴であり、イエス様が「諸王の王」であることを示しています。





「乳香」は、カンラン科の乳香樹の樹液から抽出された香油成分で、礼拝に使われる高価な香料であり「祈りの象徴」としてささげられたものです。
仏教でも線香や白檀などの香を炊くように、キリスト教でも礼拝の時に香炉で香(乳香など)を炊く習慣があります。
イエス様が「神から油を注がれた者」であり聖別されている者であることを表しています。

「没薬」は、乳香と同じカンラン科の没薬樹の樹液から抽出された香油成分で、ミルラと呼ばれる抗菌作用・鎮静鎮痛作用のある薬でもあり、「死の象徴」としてささげられたものです。
没薬は死体の防腐剤として用いられたことから、「ミルラ」が転じて「ミイラ」の言葉が生まれたと言われています。
イエス様が、世界の罪を負い「神の子」として死ぬためにこの世に生まれ、やがて復活することを意味しています。